開運スポットから拝む、希少な初日の出
能勢妙見山(のせみょうけんざん)能勢電鉄「妙見口」駅から、車で約20分。ハイキングコースとして人気の「妙見山」山頂に建つのが、初日の出スポットのひとつ、日蓮宗寺院「能勢妙見山」です。
ここは、北極星信仰の世界的聖地。北極星は、常に北を指し旅人の指針となってきたことから、人々をよい方向へ導く「開運」の守護神として、古くから多くの人たちに信仰されてきました。
そして、境内には、ここ一番の勝負時にお願いをすると運気を上げてくれる8頭の「神馬像」、全て鳴らしてお詣りすれば運命の人に導いてもらえる7つの「出会いの鐘」など、開運スポットがたくさん。商売繁盛、学問成就、縁結びなど、運を切り開く様々なご利益があるお寺なんです。
【北極星の神様「妙見大菩薩」が祀られている本殿『開運殿』】
「開運」だけじゃない。あたたかなおもてなしのお店もお寺の魅力
「開運」だけじゃない。あたたかなおもてなしのお店もお寺の魅力
そんな「能勢妙見山」を案内してくださったのが、総務執事長を務める新實 信導(にいのみ しんどう)さん。境内を歩きながら、出会う人たちに優しい笑顔で声をかけ、相手もそれに笑顔で応える、そんなやりとりにこちらの心も和みます。
そして、新實さんから「ぜひ寄って行って」と案内されたのは、写真の3つのお店。どのお店も、田舎の親戚の家に遊びに来たような気分で居られる、とっても心地よい場所なんです。
新實さんが伝えたかった「能勢妙見山」の魅力は、「開運」だけじゃなく、そういったものだったのかもしれません。
【亡母の味を姉弟で再現した手作り「亥の子餅」が名物の『小仲商店』】
【おにぎりが美味しいと評判の『奥山茶屋』】
【元旅館をリノベーションした、眺望抜群の『カフェ・ステッリーナ』】
開運スポットならではの希少さ
開運スポットならではの希少さ
そして到着した初日の出スポットが、「星嶺テラス」と呼ばれる展望テラス。
ここは、大阪府の「ビュースポットおおさか」にも選ばれたスポットで、晴れた日には大阪湾、淡路島が一望できるそうです。
「ただね、日が昇る東側は、木々などの障害物があり、実は限られたエリアからしか拝むことができないんですよ」と新實さん。
しかし、言い換えれば、それだけ希少な初日の出ということ。そんな初日の出を拝めた年は、とてもハッピーな1年になること間違いなしですね。
“希少な初日の出を拝めるか” 今年の運勢を占う気分で、開運スポット「能勢妙見山」からの初日の出に臨む、そんな新年を迎えてみるのもおもしろいのではないでしょうか?
そして、訪れた際には、ぜひこのお寺の心地よさも感じてみてください。
【『星嶺テラス』から見渡した風景】
取材日:2024/6/29 文・写真:ぼぎぃ