ここでしか味わえない、森のアソビを体験せよ
ボウケンノモリ のせ能勢と言えば、この豊かな自然。能勢に行くならやってみたい大自然とのふれあいは、この場所に来るだけで叶う。
「休日のお子さんとの時間の過ごし方で困っているという方は、ぜひ来ていただきたいです。ここには、全身を使って五感を育む遊びができる環境があります。」
そう話すのは、ボウケンノモリのせスタッフの森さん。
「ここにあるものすべてが、子どもにとっては遊び道具になります。葉っぱや木の実を拾ったり、木に登ったり、川に足をつけてみたり……。都会ではできない、ここならではの遊びを体験してもらいたいです。」
便利なモノで溢れている今の世の中、昔と比べると子どもの遊びも大きく変わってきました。確かに、ここに来て自然の中に身を置くだけでも、子どもに豊かな心が育まれそう。森でのびのびと遊ぶ子どもを見れば、大人も心穏やかでいられそうです。
年齢に応じたプログラムを多世代で楽しんで
ボウケンノモリ のせが「大阪のてっぺん」能勢に誕生してから、丸7年。ボウケンノモリは全国各所にありますが、敷地面積では能勢がトップクラスなのだそう。ここに元々ある森林をそのまま生かし、冒険プログラムやキャンプ、セグウェイツアーなどが体験できる総合アウトドアパークとして運営されています。
冒険プログラムには、
・3歳以上の小さなお子様からハーネスなしで楽しめる「ツリーシェイドアドベンチャー」
・身長110cm以上、5歳から利用できる樹上アスレチックの「チャレンジコース」
など、年齢や身長に応じたコースが用意されています。
中でもスタッフの方のおすすめは、
・全5コース、54ものアクティビティが体験できる「アドベンチャーコース」(利用条件:身長140cm、もしくは10歳以上)
初めに、ハーネスの使い方など樹上での安全な遊び方について講習を受けたら、自分の力で上へと登り、高さ最大15mの木と木の間を渡り歩いていきます。
アクティビティを一つひとつクリアしていく楽しさは、大人も子どもも一緒。非日常の「樹の上」という場所で、家族や仲間同士で声を掛け合いながら体験すれば、より一層絆が深まりそうですね。
アドベンチャーコースの最後に待ち受けるのは、全長500m超えのメガジップライン「てっぺん」。スタート台から大きな湖の上を一気に滑り降りる、スリルたっぷりの空中滑空が体験できます。
メガジップラインがあるのは、数あるボウケンノモリの中でも、ここ能勢だけなのだとか。鳥のように風を切って飛んだ後は、あなたもきっと達成感で満たされる!
遊びながら学びと健康を
学生、ファミリー層、シニア層、ソロキャンパーなど、幅広い世代の方が自然とのふれあいを楽しみに訪れるボウケンノモリのせ。この施設の運営を続けるにあたり、スタッフの皆さんが大切にしている想いがありました。
「【遊びながら学びと健康を。】それが私たちのコンセプトです。遊びを通して、森の中で安全に遊ぶためのルールと、『自分の安全は自分で守る』という考え方を理解してもらっています。中には、高所のアクティビティが怖くて泣いてしまう子もいますが、チャレンジするかどうかは、自分で決める。その選択に私たちスタッフは寄り添い、サポートしています。」
森の中での遊びには危険もあることや、ルールを守る大切さを、ここで教えてもらうことができるのですね。
春には、施設内のオオシマザクラの並木道をセグウェイで走り抜けたり、初夏には、ホタルが飛び交う川沿いでのキャンプもおすすめだそう。近くには道の駅や飲食店、温泉もあるので、一日二日かけて、能勢をたっぷりと満喫してみてはいかがでしょうか。
取材日:2023/12/26 文:西楽 結