大正時代に建てられた古民家をリノベーションした店内は、時間がゆったりと流れるよう。

初めて一歩足を踏み入れた時、驚いた。初めて来たとは思えないほど、ほっとして心が落ち着く。店内に入ると時間がゆっくりと流れるような錯覚が起こる。

N‘s Kitchenには、穏やかな『能勢時間』が流れている。

どこか気品が漂う建物は、大正15年に建てられた。当時から、貴人を招きもてなす由緒ある場として利用されていたそうだ。

料理だけでなく器にもこだわりがみられる。クラシックな器は気品が漂う建物にぴったり。お店の雰囲気に合ったものを選んでいるそうだ。

都会の喧騒から離れて、癒しの時間を

店主の髙山由美子さんにお話を伺った。

「自然豊かな場所で、その土地のものを使って料理作りがしたかった」という髙山さん。

このお店をオープンする前は街中のレストランで働いていたが、能勢のような自然に囲まれた場所が好きで、ずっと憧れがあったのだそう。

都会の喧騒から離れてN‘s Kitchenで過ごす癒しの時間を体感してほしいという。

素材の持ち味を活かすため、こだわったのは「手作り」

ずらりと並んだケーキたちは、どれを選んでも美味しそう。

おすすめは季節のフルーツを使ったケーキやタルト。

よつ葉バターやきび砂糖など、どのメニューも身体に優しい素材を使用している。

なるべく自分で作ったものを使いたいという店主は、ドレッシングやソースなどもすべて手作り。身体に優しい材料を使って、素材の持ち味を活かすことを心がけている。

人気の手作りドレッシングは能勢物産センターでも購入可能。

デザート付きのランチコースは一番人気。記念日にもおすすめ。

ランチに使用する野菜は能勢産のものを積極的に取り入れ、なかには自家栽培したものも。

季節の味とともに時の流れも味わえる空間を求めて

優しい料理と穏やかな時間を味わいに、N's Kitchenにはたくさんの人が訪れる。

大阪市内からドライブがてら癒しを求めに来る人や、毎週お菓子を買いにくる常連さんも。

おひとりでのんびりくつろぐもよし、大切な人と一緒に時間を過ごすのもよし。都会の喧騒から離れてゆったりと安らぐ『能勢時間』で、心に残る一日を満喫してほしい。