「わざわざ」買いに行く価値がある。 店主のこだわりと能勢の良さがギュッと詰まったパン屋さん
薪パン日々手作りの薪釜で焼く、日々のパン
野間の大ケヤキの向かいに佇む薪パン日々さんは、売り切れ必至の大人気なパン屋さん。
立派な薪釜が特徴のお店です。この薪釜は、なんと手作り。苦労の末1ヶ月もかかったそうです。
薪釜で焼いたパンは火の通りが良く芯まで熱が入る為、焼き上がりまでの時間が短く水分が飛ばず、しっとり仕上がるのだとか。
可愛いミントグリーンの扉を開けると、美味しそうなパンが常時15種類程並んでいます。食パンや定番品に加え、季節の食材を使ったパンも。
「日々の暮らしにそっと寄り添えるパンを作りたい」という思いから、素材は、できるだけ能勢の野菜や無農薬のものを使用。美味しさだけではなく、安全性と地産地消を意識されています。
素材の味を楽しむ食パン
朝一番に焼き上がる食パンは「天然酵母の食パン」と「天然酵母のぶどう食パン」の2種類。
「天然酵母の食パン」は自家製小麦酵母とレーズン酵母で作られていて、酸味のあるしっとり食感が癖になります。酸味が苦手な方は「天然酵母のぶどう食パン」を。ぶどうの甘味により酸味が和らぎます。
また、12時半頃焼き上がる「石臼挽き小麦全粒粉入り食パン」もお勧め!こちらは自家製小麦酵母と無添加のイーストで作られていて、フワッとサクッとした仕上がり。
食パンにも色んな味と食感があって、バリエーション豊富です。
「天然酵母の食パン」と「天然酵母のぶどう食パン」は予約できませんが、「石臼挽き小麦全粒粉入り食パン」は予約可能です。
ふらっと立ち寄って能勢の良さを知ってもらいたい
能勢が地元の店主。オープン当時、ふらっと気軽に立ち寄れるお店が少ないと感じたことから「買い物をするだけでなく、人が集う場所を作りたい」とお店をスタート。
パン屋さんでありながら能勢産のお米や、蜂蜜、七味などが並んでおり、能勢産の商品も紹介されています。
「地元の人に喜んで貰えることはもちろん、町外から来たお客様にも『こんな良いところが大阪にあったんだ』と能勢のことを知ってほしいですね。」という店主。
能勢の自然と美味しさを存分に楽しめるお店。ドライブがてら、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
取材日:2023/12/21 文:近谷 理恵子